2018年3月5−6日(月−火) 修士論文発表会



恒例の生命システム科学コース修士論文発表会が開催され、木村グループからは大塚くんが「Functional analysis for mouse testis-specific lncRNA-Tcam1, and the identification for novel lncRNAs transcribed from the Prss/Tessp gene cluster」というタイトルで発表を行いました。今回はコースに所属する32名が2年間の成果を一生懸命に発表しました。皆さんなかなかのデータ量で素晴らしい研究をしている中で、大塚くんは今回6名に与えられた最優秀発表者賞に輝きました。講座では同じく博士課程に進学する学生さんが同時に受賞していて、今後の研究進展が楽しみになったところです。博士課程でもこの調子でよい研究を進めてください。






2018年3月5日(月) 丸山優樹さんの送別会



学部4年生から博士3年生まで6年間にわたって頑張ってきた丸山優樹さんの送別会が開催されました。丸山さんは、胎盤の幹細胞を培養する実験系を立ち上げ、POP特異的阻害剤を用いた研究で興味深い成果をあげました。また、博士課程の3年間では、常に研究室の様子に気を配り、研究室がうまくまわるように支えてくれました。その貢献度は歴代メンバーの中でもとても高く、他のメンバーたちからの信頼もとても厚いものがあります。送別会では後輩などから前例のないくらいたくさんのプレゼントをもらっていたのが印象的でした。今後は社会に出てますます活躍されることを祈っております。






2018年2月7−8日(水−木) 佐竹先生の特別講義



サントリー生命科学財団の佐竹炎先生が生命科学院の特別講義のために北大に来てくださり、 2日間にわたって講義を行いました。木村グループにとっては最も大事な共同研究者である佐竹先生は今回、内分泌学の基礎から最先端までの内容を体系的にお話してくださり、学生たちはとても充実した時間を過ごしたようです。講義の後には木村グループのメンバーとともに雪祭りにも行くことができ、講義以外でも楽しい時間を過ごしました。今回の講義によって学生たちが知的に刺激され、今後ますます研究を発展させてくれると思います。佐竹先生には寒いところ遠くから来ていただきまして本当に感謝します。






2018年2月5日(月) 学位論文最終審査会



生命システム科学コース博士後期課程の学位論文最終審査会が行われ、丸山優樹さんと佐藤優衣さんが発表を行いました。ここまで学位論文作成、予備審査などをクリアしてきたところで、これが最後の関門となります。2人とも準備のかいあって、ほぼ時間通りの発表を行い、質問にもすべて適切に答えていました。これでようやく学位が取れる状況になりましたね。ここまでよく頑張ったと思います。今後はさまざまなかたちで日本の科学の発展に貢献してくださるように期待しています。学位論文のタイトルは「Studies on the role of prolyl oligopeptidase in mouse trophoblast stem cell differentiation」(丸山)と「Studies on the mechanism of spermatocyte-specific gene activation by enhancer and long noncoding RNA during mouse spermatogenesis」(佐藤)でした。

  




2018年2月2日(金) 4年生の研究実習発表会



理学部生物科学科(生物学)の4年生による研究実習発表会が開催され、40名近くの学生さんたちが1年間の成果をポスター発表しました。木村グループからは前田直樹くんが「マウス卵巣顆粒膜細胞における長鎖非コードRNAによるPOP遺伝子活性化に関する研究」と題して発表を行いました。昨年度の4年生だった根本さんが構築した実験系をさらに発展させた研究となっていて、コメンテーターの先生を含む多くの人に対して適切に説明できたようです。発表会後の懇親会では終始リラックスした表情で楽しんでいたようで、今後ますます研究に励んでくれるものと期待します。






2018年1月9日(火) 摂南大学でセミナーをしました



大阪府寝屋川市にある摂南大学理工学部生命科学科で行われたライフサイエンスセミナーに講師として招かれて講演しました。摂南大学は7つの学部を擁する学生数8000人あまりの大学で、今回は学部3年生と教員合わせて100名程度に対して講演を行いました。学生たちが理解できる内容にしようと事前にいろいろ考えておりましたが、当日は学生たちの反応もよく、楽しく講演することができました。セミナー後は何人かの学生さんたちと研究の話などして交流することもでき、夜は摂南大学の先生方とも交流でき、大変充実した1日となりました。講演タイトルは「マウス精子形成における特異的転写活性化メカニズム」(木村)でした。

  




2017年12月6−9日(水−土) ConBio2017に参加



神戸ポートアイランドで開催された第40回日本分子生物学会年会は、さまざまな学会と合同で行うConBio2017として開催されました。木村グループからは佐藤優衣さんと酒井友里さんが参加し、佐藤さんは発表も行いました。毎年基礎研究分野で日本のトップを行く研究者が集まる学会ですが、今年はさまざまな学会との合同開催ということで、さらに充実した内容となったようです。木村は参加できませんでしたが、佐藤さんと酒井さんは大いに刺激を受けて楽しんだようです。この成果をもとにまた頑張ってくれることでしょう。発表タイトルは「lncRNA Tesraによるマウス精母細胞特異的Tessp-2遺伝子の転写活性化機構の解析」(佐藤)でした。




2017年11月17−19日(金−日) 比較内分泌学会奈良大会に参加



奈良女子大学で開催された第42回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウムに、木村と丸山優樹さんが参加して、研究発表も行いました。奈良はちょうど紅葉の美しい季節と重なり、街には外国人観光客の姿が目立ち、活気あふれる様子でした。今年の学会では、この分野の広がりをますます感じさせる充実したプログラムが並び、例年以上にとても楽しめる内容となりました。丸山さんも自身の発表はもちろん、すべてのプログラムを堪能したようです。豪華な食事が出された懇親会では木村グループ出身の松原伸博士が若手研究者最優秀発表賞を受賞するという嬉しいニュースもあり、また共同研究を続けているサントリー生命科学財団の佐竹先生の研究室との交流もでき、全体として大変満足のいく学会となりました。今回の成果をもとにして、さらなる研究発展を遂げたいところです。発表タイトルは「マウス卵巣顆粒膜細胞における新規long noncoding RNAによる抗ミュラー管ホルモン受容体遺伝子活性化」(木村)、「マウス卵巣発情周期におけるプロリルオリゴペプチダーゼのlong noncoding RNAによる転写活性化機構」(丸山)でした。

  




2017年10月17日(火) 論文アクセプト!



栗原美寿々さんと大塚海くんを中心とした論文がオープンアクセス雑誌のFrontiers in Endocrinology誌にアクセプトされました。タイトルは「A testis-specific long noncoding RNA, lncRNA-Tcam1, regulates immune-related genes in mouse male germ cells」です。この論文では、我々が発見した精巣生殖細胞特異的なlong noncoding RNAが、 精巣の免疫防御に機能する遺伝子を活性化することを報告しています。精巣の免疫学的制御機構の理解を進める知見となります。また、この研究はサントリー生命科学財団の佐竹炎博士のグループとの共同研究となっており、今後ますます協力体制を強化するための一助にもなるでしょう。




2017年10月16日(月) 大塚くんの学振特別研究員採用内定



大塚海くんが日本学術振興会の特別研究員(DC1)に採用内定しました。面接免除という素晴らしい評価だったそうですが、これを機にますます研究に励んでくれるものと思います。




2017年9月26日(火) 新しいメンバーが加わりました



スリランカからバンダラさんが来日して、木村グループに加わりました。この10月から大学院生命科学院生命システム科学コースの博士課程に入学します。初の博士課程の留学生ということになりますが、日本人学生たちは大いに刺激を受けて高い志を持ち、研究をさらに進めてくれるものと思います。




2017年9月21−23日(金−日) 日本動物学会富山大会に参加



富山市の富山県民会館で開催された日本動物学会第88回富山大会に木村と学生3名が参加して、酒井友里さんは研究発表も行いました。富山市はコンパクトシティー化を目指したさまざまな取り組みを行っているということで、とてもきれいな風景が広がる素晴らしい街でした。恒例となっている共同研究者の佐竹先生との懇親会も行い、その他さまざまな先生方と情報交換するなど有意義な時間を過ごすことができました。また、全国発表デビューとなった酒井友里さんのポスターには多くの先生方が来て、たくさんの有意義なアドバイスをくださったようです。この経験をもとにしてさらに研究を発展させることができるでしょう。発表タイトルは「マウスの精子形成で機能するdual promoter-enhancerのコア配列の同定」(酒井)でした。

  

  




2017年9月12日(火) 論文アクセプト!



木村を筆頭著者とする論文が内分泌学分野のスタンダード雑誌であるEndocrinology誌 にアクセプトされました。タイトルは「A long noncoding RNA, lncRNA-Amhr2, plays a role in Amhr2 gene activation in mouse ovarian granulosa cells」です。ここ数年すっかり精巣の研究室になった感のある木村グループですが、卵巣と胎盤の研究も続けており、今回は卵巣のはなしです。性分化に重要な役割を担う抗ミュラー管ホルモンは成体の卵巣では濾胞成長の調節を行っています。その作用の特異性は受容体によって担保されるわけですが、抗ミュラー管ホルモン受容体(Amhr2)遺伝子の発現調節機構は完全には解明されていません。我々はマウスの卵巣において新規のlong noncoding RNAAmhr2遺伝子活性化に機能することを発見しました。抗ミュラー管ホルモンの作用システムに対する理解を進める成果と言えるでしょう。




2017年8月29日(火)〜9月4日(月) 小川組準優勝!



木村の所属する生物科学科の教員を中心とした卓球チーム「小川組」が、今年も学内卓球大会に出場しました。3連覇を目指して戦いましたが、惜しくも決勝戦で敗れて準優勝となりました。勝ち続けることは難しいですが、皆さん楽しくできたと思います。




2017年8月7日(月) オープンキャンパス高校生限定プログラム



昨年に続き、北大オープンキャンパス2日目の高校生限定プログラムで実習を提供しました。今年は「GFP遺伝子を導入した動物細胞の解析」と題して実習を行い、現代生物学でよく使われる細胞培養と遺伝子導入の利点と問題点を考察しました。全国から集まった5名の高校生たちはみんな一生懸命に実習に取り組んでくれたので、きっと素晴らしい体験になったのではないでしょうか。実験がうまくいかなかった人もいましたが、それも含めて実際の研究というものを体験できた意義は大きいと思います。このまま勉学に励んでいただき、5人全員が北大に入学して活躍してくださることを願っています。




2017年7月28日(金) 小谷研との合同セミナー2017年夏



恒例の小谷研との合同セミナー(第5回)を行いました。まずは小谷研の修士2年の学生さんが現在までの研究の状況と今後の展望などをわかりやすく解説するとともに、実験をするうえで難しいと感じている点についても言及してくださいました。とても面白い研究であるがために難しい点も多いのだと思いますが、2つの研究室のメンバーからさまざまな意見が出されて議論をかわしましたので、少しでも助けになったのではないかと思います。次に、木村グループの丸山さんが最近出した論文の内容、先日参加したSSR2017のようす、そして博士課程学生の就職活動について解説してくれました。どの内容も他の学生たちや教員にとって非常に有意義なもので、とてもよかったです。セミナー後はいつも通り懇親会へとなだれこみ、研究室間の交流をますます深めることができたと思います。今後ともよい協力関係を築いていければ大変ありがたいところです。

  

  




2017年7月13−16日(木−日) SSR2017に参加しました!



アメリカ合衆国の首都ワシントンDCで開催された北米生殖生物学会の年会SSR2017に、木村と丸山さん、佐藤さん、大塚くんが参加しました。この学会は生殖生物学分野で最もスタンダードと言われるBiology of Reproduction誌を発行している学会で、生殖生物学分野の最新の動向を知ることのできる学会です。木村グループとしてこれまで参加したことはなかったのですけど、今回初めて参加することにしました。木村以外の学生さんにとっては、初めてのアメリカ旅行にもなり、海外の雰囲気を肌で感じることのできる貴重な機会ともなりました。ワシントンDCは首都だけあって、活気のある街で交通網も整理されており治安も問題ないようで、楽しく過ごすことができました。また、NIHで活躍されている北大生物の先輩にも会うことができ、異国で活躍している姿に、我々は大いに刺激を受けました。発表はポスター形式で行いましたが、どのポスターにも多くの研究者が集まり、学生さんたちは英語に苦労しながらも説明と議論を行い、立派に発表することができたと思います。この経験を活かして研究に対する意識を高めていただき、さらに上のレベルを目指せるといいですね。発表タイトルは「A novel long noncoding RNA that is involved in mouse Amhr2 gene activation」(木村)、「Mouse prolyl oligopeptidase functions in placental differentiation into spongiotrophoblast and trophoblast giant cell」(丸山)、「A regulatory mechanism to activate the mouse spermatocyte-specific Prss42/Tessp-2 gene」(佐藤)、「Mouse testicular germ cell-specific lncRNA-Tcam1 can activate interferon-related genes」(大塚)でした。

  

  

  





2017年7月1日(土) 生殖発生合同ジンパ2017



毎年恒例の生殖発生生物学講座合同ジンパ(ジンギスカンパーティー)が開催されました。今年は6月の週末が毎週のように悪天候だったために心配しましたが、我々がジンパをした当日は天気に恵まれて気温も高くなり、絶好のジンパ日和となりました。これも皆さんの普段の心がけがいいおかげですね。例年通りに、教員の家族や生殖発生のOBも参加して、ジンギスカン以外の食材も豊富に取り揃えられ、大変盛り上がったひと時となりました。これで講座の結束が一段と強まったと思いますので、またみんなで頑張って研究を進めて、よい成果をあげていきましょう。

  




2017年4月12日(火) 生殖発生生物学講座 新年度歓迎会



初の試みとして、生殖発生生物学講座全体としての歓迎会(顔合わせ会)を行いました。みんなが参加しやすいように総合博物館のスペースをお借りして、博物館カフェが用意してくれた食事を摂りながらの会でした。顔合わせ会ということで、教員から学生まですべての講座メンバーが自己紹介をすることになり、みんなマイクを持つと饒舌になったために時間をとりましたが、その分とても盛り上がりました。皆さん素晴らしいキャラクターの持ち主ばかりですね。これで講座の結束も強まり、ますますよい研究が展開されるものと思われます。なお、飲み物は持ち込みだったのですが、山下先生がおいしいワインを差し入れてくださいました。ここに深く感謝します。




2017年4月7日(金) 新4年生歓迎会



今年度から新しく研究室に加わった前田くんの歓迎会が行われました。いつも通り特別セミナーを行って研究室のことを知ってもらったうえで、先輩が手配してくださったお店に行きました。おいしい鍋などを堪能しながら、みんなで楽しく熱く語りました。きっと我々が大歓迎していることを感じてもらえたことでしょう。これから研究室の一員として研究に励みつつも、自らの野望に向かって邁進していけるように応援しております。

  




2017年3月7日(火) 論文アクセプト!



丸山優樹さんの論文がPlacenta誌 にアクセプトされました。タイトルは「Mouse prolyl oligopeptidase plays a role in trophoblast stem cell differentiation into trophoblast giant cell and spongiotrophoblast」です。この論文では、多機能性の重要なプロテアーゼであるプロリルオリゴペプチダーゼ(POP)がマウス胎盤の細胞分化に機能する可能性を、胎盤幹細胞とPOP特異的阻害剤を用いた実験によって明らかにしました。POPに関する理解を大きく進めると同時に、胎盤分化の新しいメカニズムを示唆する成果となっています。




2017年2月25日(土) 根本さんの送別会



学部4年生として1年間活躍してくれた根本さんの送別会が行われました。根本さんはlncRNAの作用メカニズム解明に必要な実験系の確立に挑みましたが、歴代の学生の中でも特に失敗が少なく進展が速かったのが印象的でした。おかげでよい実験系ができたと思われ、その実験系は今後の研究できっと役立つことでしょう。新しい場所に行ってもこの1年間のように実力を発揮して活躍してください。機会があったらお会いしましょう。なお一次会で写真を撮り忘れたため、ここでは二次会の写真のみを掲載しております。

  




2017年2月2日(木) 学部4年生の研究実習発表会



理学部生物科学科(生物学)の学部4年生によるポスター発表会が開催され、木村グループからは2人の学生が無事に発表を終えました。今年も例年通り、10時から16時まで発表を行った後、18時から大懇親会という日程で、どの学生さんたちもレベルの高い発表を行い、懇親会ではリラックスしたいい表情をしていました。懇親会では例年、複数の覆面審査員(教員)の独断と偏見による特別賞が授与されることになっており、なんと木村グループの酒井友里さんが「吉田賞」に選ばれました。頑張ったかいがありましたね。でもこれは教員の独断による賞であって、根本さんもとても素晴らしかったと思いますよ。この1年間の頑張りを胸に今後の更なる飛躍・活躍を期待しています。発表タイトルは「マウス精巣におけるdualpromoter-enhancerコア配列の同定」(酒井)と「長鎖非コードRNAによるマウスPOP遺伝子活性化機構解明のための実験系確立」(根本)でした。

    

  




2016年12月9−11日(金−日) 日本比較内分泌学会大会に参加



神奈川県相模原市の北里大学相模原キャンパスで開催された第41回日本比較内分泌学会大会に木村が参加して研究発表を行いました。この学会は参加者が200人程度の大会で、木村グループの研究が必ずしもフィットしないかもしれないと思いつつ、木村個人が気に入っているために時々参加しています。今回は木村グループの卒業生がシンポジウムで招待講演を行い、共同研究者であるサントリー生物有機科学研究所の佐竹炎先生と1年ぶりに情報交換を行うなど、自身の研究発表以外でも成果の多い学会となりました。学会終了後には、北海道での突然の大雪によって交通が乱れた影響をもろに受けましたが、今回の成果をもとにしてますます研究を発展させたいところです。






2016年11月30日−12月2日(水−金) 日本分子生物学会年会に参加



パシフィコ横浜で開催された第39回日本分子生物学会年会に木村と学生4人が参加し、大塚海くんが研究発表を行いました。日本最大の基礎生物学系学会は今年も全国からトップレベルの研究発表が多数あり、とても勉強になるものでした。また、いつも通りに他大学の研究者との交流もあって改めて刺激を受けることができました。初めて参加した4年生にとってはとても貴重な体験になったものと思います。この体験を通していかに自分の研究を発展させるべきかをよく考えて実験を進めていって欲しいですね。大塚くんの発表タイトルは「マウス精巣生殖細胞特異的なlncRNA-Tcam1が調節する標的遺伝子の同定」でした。

  




2016年11月7−9日(月−水) リーディングプログラムのシンポジウム



大塚海くんが、北海道大学の「物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム」の3期生に採用されて、リーダーになるためのさまざまなプログラムへの参加を、この10月からスタートさせました。今回はそのプログラムが主催する国際シンポジウムに参加して、自分の研究内容を別分野の方々に英語で説明するというすばらしい体験をしたそうです。いつもの学会発表とは勝手が違って苦労したようですが、その甲斐あって、大塚くんはなんとPoster Awardを受賞しました。社会のリーダーになるべく一歩をとてもよいかたちでスタートさせたことになりますが、この調子で研究面も含めたさらなる活躍を期待しています。






2016年8月31日(水)〜9月2日(金) RNAフロンティアミーティングに参加



北海道虻田郡ニセコ町でRNAフロンティアミーティング2016が開催され、佐藤優衣さんが参加・発表しました。このミーティングは合宿形式で学生を中心とした 研究発表と議論を行い、若手研究者の育成を目指すものだそうです。佐藤さんは「マウス精巣特異的なlong noncoding RNAの発現と機能解析」というタイトルで発表を行い、さまざまな質問にも頑張って対応したということです。また、期間中には多くのRNA分野の先生方・学生さんたちから研究に関する有用なアドバイスをいただくことができ、交流を深めることもできたようです。この経験をもとにしてさらによい研究へと発展させていってくれることでしょう。




2016年8月29日(月)〜9月2日(金) 学内教職員卓球大会で小川組が連覇達成



恒例の学内教職員卓球大会に、理学部生物科学科(生物学)の教員チーム「小川組」が今年も参加して、木村もメンバーの1人として出場しました。昨年度の優勝を受けて第1シード扱いの小川組でしたが、今年は1回戦から苦戦を強いられる展開となりました。しかし苦境に陥るたびに団結して戦った結果、なんと今年も見事に優勝することができました。昨年に続く連覇で、ここ5年間では4度目の優勝となります。このような機会を通じて学内での交流を広めるとともに、研究教育への意欲をますます高めて頑張っていきたいところです。




2016年8月27日(土) 動物学会支部大会で大塚くんが受賞!



旭川医科大学にて第61回日本動物学会北海道支部大会が開催され、大塚くんが発表を行うと同時に木村と酒井さんも参加しました。ここ2週間続いた台風直撃の影響を受けることもなく、比較的よい天気の中で多くの方々が集まる学会となりました。大塚くんは「マウス精子形成特異的に発現するlong noncoding RNAが制御する候補遺伝子の同定」というタイトルで発表を行い、たくさん出た質問にもほぼ適切に答えていました。その結果、なんと今回3名のみに授与された最優秀発表者賞に選ばれたのです。この学会では過去に当研究室から数々の優秀な先輩たちが発表を行ったにもかかわらず誰一人として取れなかったこの賞を受賞した意義は大きく、感慨に浸る日となりました。この調子で研究を発展させていただき、ますます活躍してくださることを願っています。またこの学会を企画実行してくださった旭川の先生方にこの場を借りて深く感謝します。

  

  




2016年8月8日(月) オープンキャンパス高校生限定プログラム



北海道大学オープンキャンパスの一環として高校生限定プログラムが行われ、当研究室では「バイオテクノロジーの基本のキ〜GFPを導入して光る細胞を観察しよう〜」というタイトルの実習を提供しました。全国から集まった5名の高校生に対して、現代生物学の基礎となる細胞培養、遺伝子導入、GFP遺伝子の使い方についてレクチャーした後、実験を行いました。皆さんとても真剣に取り組んでくれて、実験もだいたいうまくいき、多くのことを吸収してくださったものと思います。願わくばこの5名全員が北海道大学に入学して活躍してくれることを祈ります。また、実習の面倒をみてくださった大塚くんと酒井さんにも深く感謝します。




2016年7月30日(土) 生殖発生合同ジンパ2016



こちらも毎年恒例の生殖発生生物学講座合同ジンパが今年も開催されました。前日までかなりの雨が降り続き、久々に天気を心配しながらの準備となりましたが、結局は雨が降ることもなくちょうどよい天候でのジンパとなりました。誰か強烈な晴れ男・晴れ女がいるのでしょうか(科学的根拠なし)。子供たちの声が響き、研究室のOBも顔を見せるなど例年通りに盛り上がる中、今年はジンパの後半に女子学生2名プラスアルファによるミニライブがありました。大変素晴らしい歌とギター演奏に謎の笛(?)まで加わって、さらに盛り上がるジンパとなりました。今年もこのジンパを機にますますやる気になっていただき、各研究室で素晴らしい研究成果があがるものと期待します。

  

  




2016年7月1日(金) 小谷研との合同セミナー2016年夏



恒例になっている小谷研究室との合同セミナー(第4回)が開催されました。2つの研究室とも人数が増えているため、今回は講座のセミナー室ではなく学科のセミナー室を使わせていただきました。北海道にしては暑い日だったのですが、クーラーの効いた快適な環境で皆さんの頭も冴えわたっていたに違いありません。最初に木村グループから佐藤さんが先日アクセプトされて発表に至った論文の内容について紹介し、その後、小谷先生自らが現在投稿中の論文の内容を中心にお話してくださいました。いずれも質の高い研究内容で、学生たちからも積極的に質問が飛び議論がかわされました。セミナーの後は、こちらも恒例の懇親会という名の飲み会が開催され、大いに盛り上がりました。小谷研究室とはこの春からフロアが変わってしまいましたが、今後とも交流を深めていければ幸いです。

  

  




2016年6月22日(水) 雑誌の表紙を飾りました!



先日アクセプトされた米田さんと佐藤さんを第一著者とする論文が正式なかたちで発表され、なんと我々のデータが6月号の表紙を飾りました!精巣におけるlong noncoding RNAの局在を視覚的に明らかにしたことなど論文の内容が高く評価された結果だと思われます。今後もこのような質の高いデータを出せるようにみんなで頑張りましょう。雑誌を講読していないと小さい画像しか見られませんが、表紙はこちらからご覧になれます。




2016年6月3日(金) 永山晋先生の訪問



北海道大学理学部で木村と同級生だった永山晋先生が札幌を訪れました。永山先生は現在テキサス大学でPI(Principal Investigator:研究室主催者)となっていて、哺乳類の嗅覚について先端的な研究成果をあげています。今回はセミナーを開いていただいてその世界トップレベルの成果に触れるとともに、研究その他のことについて大いに語ることができました。ちょうど大学祭の時期でもあったため大学構内をまわって、久しぶりに日本の大学祭の雰囲気も楽しまれたと思います。夜には行動神経生物学講座の小川先生も加わって日本のおいしいものを堪能していただきました。このような機会を大事にして、自分たちの研究発展にも活かしたいところです。

  




2016年5月1日(日) 勝研究室と合同の歓迎会



この春から一緒に実験室を動かすことになった勝義直先生のグループと合同で新メンバーの歓迎会を行いました。日曜日にもかかわらず、木村グループの4年生2人と勝研究室の4年生2人を歓迎するためにほとんどのメンバーが集まりました。また今回は共同で実験室を使い始めて1ヶ月というタイミングで、2つの研究室の交流会という意味合いもあったのですけど、学生同士はすでに打ち解けているようでした。このまま2つの研究室が切磋琢磨してともに大きく発展していければいいなと思う夜となりました。

  




2016年4月19日(火) 論文アクセプト!



米田竜馬さんと佐藤優衣さんを第一著者とする論文がMolecular Reproduction and Development誌にアクセプトされました。タイトルは「A genomic region transcribed into a long noncoding RNA interacts with the Prss42/Tessp-2 promoter in spermatocytes during mouse spermatogenesis, and its flanking sequences can function as enhancers」 です。この論文ではマウスの一次精母細胞で特異的に活性化されるTessp-2遺伝子の転写調節機構に取り組んでおり、エンハンサーの関与を示唆する結果を得ました。一次精母細胞で活性化される遺伝子の多くはこれまでプロモーターが主に調節するという報告が多かったため、今回の成果は新たなメカニズムを提示するものとなります。また、この研究では同じ講座の吉田郁也先生と小谷友也先生にも協力をいただき、非常にしっかりした論文とすることができました。今後も講座内外の研究者と交流しながら研究を進められるといいですね。




2016年4月8日(金) 新4年生歓迎会



この春から新たに木村グループに加わった2人の4年生の歓迎会を行ないました。いつも通り夕方から木村が特別セミナーを開催した後、みんなで札幌駅近くのお店に行きました。野菜料理を中心としたちょっとおしゃれなお店でなかなかよかったです。二次会では日付が変わるまでみんなでいろんなことを語ることができて、こちらもよかったと思います。きっと我々が2人を大歓迎しているという思いが伝わったのではないでしょうか。2人には、我々の思いを感じていただきながら、これからの活躍を大いに期待するところです。

  






2016年3月31日(木) 研究室が引っ越しました!!



木村研究室の引っ越しが行なわれました。今まで慣れ親しんだ理学部5号館11階から10階への移動です。この引っ越しは、これまで講座を引っぱってこられた2名の教授が退職されたのにともなう講座内の再構成によるもので、木村グループは今日から勝研究室と一緒の部屋で研究を進めることになります。実験内容がかぶる部分も多いので、きっと素晴らしい協力関係が築けることでしょう。基本的には11階から10階へ物品を移動するだけだと軽く考えていたら大間違いで、同じ講座の他の研究室の皆様のお力を借りてようやくできたといったところです。特に小谷研究室には大変お世話になりました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。私たちはこれから新しい環境のもと頑張っていこうと思います。







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